
スマホで、キーボードと同じくらい快適に文章が書けたらどんなにいいだろう、と思うことがある。
布団の中でも仕事ができて、電車の中でもそれなりに有意義に過ごせる。
持ち運びの手軽さを考えれば、スマホは文章を書く道具としてかなり優秀だ。
文字入力はフリック式。
昔、まだこの入力方法がなかった頃は、やり方が二つあった気がする。
一つはポケベルのように番号を組み合わせる方法。
もう一つは、同じキーを何度も連打して目的の文字にたどり着く方法だ。
今思うと、よくあれで文章を書いていたなと思う。
きちんとした姿勢で構えていれば、スマホ入力もかなり速くなった。
体感としては、パソコン入力に近づいてきている。
ただ、寝ながらとなると話は別。
スマホを支える時点で、入力効率は一気に落ちる。
一時期、「両手で打ったほうが速い」と言われて試したことがある。
でもどうにも馴染まなかった。
それならいっそ片指に集中したほうがいいのではないかと思い、振り切ってみた。
見た目は完全に“高橋名人の16連射”。異様だったと思うが、速度だけは確実に上がった。
とはいえ、これも寝ながらでは通用しない。
結局、「寝ながら早打ちは諦めろ」という結論に落ち着く。
今はそこまで速度に執着しておらず、右指をメインに、左指で予測変換を拾う程度だが、これが一番バランスがいい。
予測変換は賢いし、もとの語彙が少ないからか、欲しい言葉がよく出てくるのは嬉しい。
ケータイで文字入力することを考えていたら、ケータイ小説のYOSHIを思い出した。
当時はガラケーが主流で、ケータイ小説という文化が確かにあった。
だが、スマホの誕生により時代はあっという間に変わった。
フリック入力も、画面をスライドさせるという点では、スマホでなければ成立しない打ち方だ。
キーボードの延長ではなく、別の進化だと思っている。
ちなみに、英語入力はいまだに遅い。
フリックで英語を速く打てる人は、たぶん上級者だ。
以前、HHKBについての記事を書いたけれど、キーボードにせよ、スマホ入力にせよ、結局は「どう書くか」という感覚の話なのだと思う。
スマホは進化が早く、仕様が変わる不安もある。
それでも、フリック入力は今のところ気に入っている。
どうせなら、この方式でどこまでいけるのか、もう少しだけ突き詰めてみたい。